どうしてやりすぎてしまうの?物事を「過度」でなく「適度」に取り組むための方法
仕事でも家事でも趣味でも、適度にやることは楽しい範囲内でやることができます。
しかし、やりすぎたり熱中しすぎたりすると初めは楽しんでやっていたはずなのにストレスを感じるようになったり精神的に苦痛を感じるようになります。
少し休みたいと感じているのに、〝やり始めたことはとことんやらないと気が済まない…〟〝常にタスクをこなしていないと不安でしかたがない…〟という方は「やりすぎ」に陥っているかもしれません。
何事も一生懸命に没頭して取り組むことは素晴らしいことです。しかし、度を超えてしまうとリラックスする時間を持つことができず、体や心の疲れが溜まる一方です。
今、「やりすぎ」てしまうことに悩んでいる方は、ここで一度自分自身の物事への取り組み方を見直してみてはいかがでしょうか?
やりすぎてしまう原因
自分自身に対して自己嫌悪や焦燥感を抱いていると、現状に満足することができず、
〝もっと頑張らないといけない〟
〝もっと必死で取り組まないといけない〟
このような気持ちに駆られてしまいます。
自分自身を責める気持ちが常にあると、その気持ちをかき消すかのように、何かに没頭しようとするのです。
また、この気持ちが厄介で「やりすぎ」を加速させる仕組みになっているのです。
例えば、やりすぎて疲れたときに大抵の人は『休む』という選択をするのですが、このようなタイプの人は、疲れからさらに自己嫌悪に陥り『さらに頑張る』という選択をしてしまうのです。
このような要因から一向に休むことができず、いつもいつも頑張り続けて『やりすぎ』が加速してしまうのです。
やりすぎてしまう人の特徴
●頑張りすぎる人
●真面目な人
●人の目を気にしてしまう人
●自分に自信が持てない人
●将来に不安が強い人
今の自分を認めてもらいたいという思いから、誰よりも努力しようとしてしまいます。また自分自身でも、頑張っていないと不安でいっぱいで、全力で取り組んでいればなんとか気持ちが安定するという方も多いと思います。
だからこそやめたくてもやめられず、負のスパイラルに陥ってしまうのが、この「やりすぎ」の難しさでもあります。
やりすぎてしまうことのデメリット
●忙しくていつも時間がないと感じて疲れている
●物事を適度でやめることができない
●納得が行くまで次のタスクに進めることができない
●やらなきゃという気持ちに追われて夜寝付けない
●趣味として始めたはずなのに、いつのまにか義務化して苦しくなる
これらは極一部で、生活に多くの悪影響があるにも関わらず、自分の生活パターンを変えることは容易ではありません。
やめたいのにやめられなくて諦めかけている方も多いと思います。しかし、『生活をよりよくしたい』『楽しく日々を過ごしたい』という根底の気持ちに対して、矛盾した気持ちを抱えていると思います。
一度自分の気持ちを整理してみて、少しリラックスする練習から始めてみましょう。
やりすぎてしまう時の対処法
「適度」な量や時間で、予定を立てる
何かに取り組む際に、〝出来るだけ頑張ろう!〟〝出来るところまでやろう!〟とすると、なかなか切り上げることができません。
まず、〝今日はここまでやる!〟〝今日は◯時までやったら終わり!〟このように明確な目標を立てて、そこできっちりと区切る練習をしましょう。
やりすぎる人は、やろうと思えばいくらでもやってしまうので自分でゴールを設定してそこでやめることを癖にしていきましょう。
敢えて、頻度を減らす
何事にも完璧に取り組もうとする傾向があるので、『休む』ことや『断る』ことの経験が少ないと思います。
例えば、習い事を始めた時にも絶対に休まずに行くのではなく、〝3回に1回は休んでもいい〟と決めたり、自分がやろうと思った頻度の半分にするなど、意識的に今までのやり方とは違うやり方にしていきましょう。
やりすぎる傾向のある方は、予定を詰め込みすぎてしまうので、『断る』ことも苦手です。しかし、そこは実践を積むことが何よりも近道です。
勇気を出して、自分のストレスにならない範囲で生活をするようにコントロールしていきましょう。
自分の気持ちや生活を振り返ってみる
常にやりすぎていないか、自分の行動パターンを振り返るようにしましょう。
どうしても、相手への気遣いや思い込みから頑張りすぎてしまうことがあると思います。
いきなり全てやめることは難しいので、何がストレスになっていて、どうすると自分が苦しくなるのかを、日々分析することが大切です。
今まで気付かなかった自分自身と向き合うことは簡単ではありませんが、今この生活を見直すいい機会です。
やりすぎストレスから解放されて、自分の気持ちのいい生活を取り入れていきましょう。
あなたへのオススメ本
「やりすぎ」をやめれば全部うまくいく。
終わりに
頑張ることは決して悪いことではありません。しかし、「今の自分の生き方では苦しい」と感じているならば、少しペースを緩めてあげていいと思います。
そして、それをどうか受け入れて許してあげてください。
きっと今までよりも〝生きやすい〟と感じられると思います。
ぜひ、少しずつ出来る範囲で取り組んでみてください。
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