自分を犠牲にしてでも「人によく思われたい」という気持ちを捨てるには?
〝私って周りの人からどう思われているかな、、〟
〝みんなによく思われたいけど、私のこと変に思っていないかな、、〟
人によく思われたくて、いつも他人の気持ちばかり考えてしまって疲れていませんか?
自分を犠牲にしてまでもみんなからよく見られたいという思いで苦しくなっていませんか?
このような悩みを抱えている方は、誰かに認められたいという欲求が強く、自分の気持ちをないがしろにしてしまっている方が多いように感じます。
どれだけ辛くても自分の気持ちを押し殺してでも人によく見られたいとさえ思っている方もいるでしょう。
もちろん他人から誉められたり誰かに感謝されることは心が満たされることでもありますが、必要以上に他人に評価してもらうことに執着してしまうと、異常なほど他人に尽くしてしまったり本望でないことを無理矢理せざるを得なくなります。
その状態では、本来の自分らしさがなくなってしまい心は悲鳴をあげてしまいます。
これを読んでくださっている方の中には、その生活に嫌気がさして悩んでいる方や精神的に参ってしまっている方も多いと思います。
そこで今回は、自分の気持ちを抑えてでも人によく思われたいと考えてしまう時の対処法を紹介したいと思います。
何か参考になりましたら幸いです。
人によく思われたいと考えてしまう時の対処法
「こうあるべき」という考えを手放そう!
視野が狭くなってしまったり、世間体を気にして生きていると、私は〝◯◯であるべき〟という考えから離れることができません。
今の本来の自分の姿ではダメで、こういう自分でないといけないと思うから、無理をしてしまったり周りからどうみられているかばかりが気になってしまうのです。
そのような考え方になった原因も様々で、自分の本来の姿を過去に否定されたのかもしれません。両親から〇〇でないといけないと酷く叱られていたのかもしれません。
もちろんそのような経験やトラウマがあると、ありのままの姿に自信を持てなくなるの無理もありません。
しかし、誰かから言われた言葉や過去の出来事をずっと信じていると苦しみから解放されることが難しくなります。
ですから今日からは、誰かに評価してもらうのではなく自分のことは自分で評価すればいいのです。自分自身に向かって「このままでいいんだよ!」という言葉を意識的に投げかけてあげましょう。自分自身に投げかける言葉の威力は絶大です。
次第に今の自分を好きになることができます。もし今〝〇〇でないといけない〟というような自分自身を縛っている考え方があるのならば、思い切って手放してみてください。
本当の自分でOK!自分以上のものを見せようとしていませんか?
本当の自分というものを、恥ずかしいと思っていませんか?
今病気で人生がうくいかないと感じている方、今仕事が思うようにいかずギリギリの状態で生きている方など、皆それぞれの状況で踏ん張って生きていると思います。そんな自分を受け入れることができていますか?
弱い部分やハンデになっている部分を否定して、このままではダメだと自分を追い詰めたり自分を責めたりしていませんか?
自分の本当の状態を受け入れられないと生きることが苦しく感じます。同時に周りに対して背伸びしてしまったり、見栄を張ってしまったり、自分以上のものを見せよう無理ばかりしてしまいます。
どう見られているかばかりが気になって日々緊張の糸がはっているとストレスは溜まるし、疲れてしまうのは当たり前です。
また、自分で自分自身のことを否定しているので自信を持てないのはもちろん、自分が考えていることややりたいことも分からなくなってしまいます。
まずは、自分の弱さや現段階ではハンデとなっていることを否定するのではなく、容認してあげてください。自分を責める必要は無いのです。
きっと今まで自分自身に対して相当厳しくしていたことに気づくのではないでしょうか?
あなたは、周りの人に対してはとても優しいと思います。それなのにどうして自分にはムチを打ってしまうのですか?
今日からは、他人よりも自分に優しくしてあげませんか?
自分に優しくすることは、わがままでも甘えでも悪いことでもありません。
自分の気持ちに敏感になって正直になろう!
人によく思われたくて、自分の気持ちを邪険に扱っていませんか?
もしかしたらそれにも気付かないくらい、日々周りの人に尽くすことが当たり前になってしまっているかもしれません。
今、〝自分がやりたくないこと〟が分かりますか?やらなくてはならないからとか、やらない自分は許せないから、と本心を無視してやっていることがあるなら、一旦それをやめてみましょう。
もし、何が嫌なのか分からないという方は周りを優先しすぎて自分の気持ちに鈍感になってしまっています。
相手の気持ちばかり考えてしまう時は、敢えて自分の気持ちを考えてみるようにしましょう。自分以外の人の気持ちは、相手に聞く意外には知ることができません。
相手の気持ちを一生懸命想像して、相手のために行動して、自分の気持ちは後回し。これでは心も体も持ちません。
まずは、自分の気持ちを正直に感じて、自分のために行動して、相手の気持ちはその後に考える。順序を変えてみてください。
実は、自分自身を満たしてからでないと、他人を満たすことは難しいのですから。
あなたへのオススメ本
嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え
幸せになる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ
おわりに
自分より相手を優先して生きていると、心にポッカリと穴が空いているように感じると思います。
まずは、自分を満足させて自分に尽くすことに取り組むようにしてください。
今のあなたは、そのままでOKなのです。誰かによく思われなくたっていいのです。
何かを隠そうとすることも、何かで飾ろうとすることも全く必要のないことです。
そのままの姿で胸を張って堂々と生きていればいいんです。
そして、何よりも自分を大事に、自分に優しく、自分を一番に。
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