【うつ病再発防止に役立つ5つのポイント】もう苦しい思いはしたくないあなたへ!
うつ病はぶり返すと言われていて、非常に再発しやすい病です。再発する人はうつ病患者の5割程、約半数を超えていると言われています。
うつ病を経験した人は、もう二度とあんな苦しい思いはしたくないと思うでしょう。
現在治療中の方は、約半分もの人が再発しているなんて自分は大丈夫なのかと不安になるかもしれませんが、しっかり対策をして生活に気をつければ大丈夫です。
うつ病再発の予防に気をつけたいポイントをまとめました。参考にご覧ください。
うつ病の再発を防ぐための5つの重要ポイント
P1)うつ病の治療を最後まで行うこと
これは一見当たり前のことに思われがちですが、うつ病治療者によくあることです。うつ病は波があり、少し良くなってきた時に「もう大丈夫!」「良くなってきているから薬を減らそう!」「そろそろ病院も行かなくていいかな!」と自分で判断してしまう人がいます。
うつ病で休職し療養している場合は、1日も早く復帰したいという思いから焦って物事を決めてしまうこともあるかと思います。
しかしこの時期の判断が、うつ病の再発に大きく影響します。>間違った判断をしないように医師やカウンセラーと相談しながら適切な時期を見極めましょう。
P2)生活リズムを整えること
うつ病の再発リスクを減らすためにも、生活習慣を整えることは非常に大事です。中でも睡眠時間の確保が重要です。誰もが経験したことがあると思いますが、睡眠不足は、不安やイライラを加速させる原因になります。
うつ病が治ったばかりの頃は、慎重に生活して丁度いいくらいです。少しでも余計なストレスや余計なエネルギーの消費を減らすためにも、睡眠時間をしっかり確保しエネルギッシュに過ごせるように日々の生活スタイルを工夫することが大切です。
P3)頑張りすぎないこと
うつ病は「そのままの生き方ではもう生きていけないよ」というサインです。
元々正義感が強く真面目に頑張ることが美徳だと考える人が多いので、うつ病が治ったばかりの頃は、元の慣れ親しんだ生き方ややり方に戻りかける時があると思います。
しかしその都度、頑張りすぎていないか自分自身の心を振り返ってみてください。何事も100%ではなく70〜80%で取り組むように意識しましょう。
P4)物事の捉え方を調整すること
うつ病になる人は、完璧主義な人が多く、なんでもきっちりやらないと気が済まない、しっかりやらないと自分自身が許せないという人が多いです。
周りからの評価を気にして、慎重になりすぎたり気にしすぎる傾向があります。しかし、視野を広げていろいろな捉え方をする習慣を身につけることです。
自分を責める考え方ばかりを選択することをやめて、自分が楽になる考え方を選択できると心が穏やかになります。少しづつ心掛けて練習していくことが大事です。
P5)病気になる前と同じ生活をしないこと
うつ病になる前の元気だった頃の生き方に戻ろうとしてしまったり、活力に溢れて成功していた時のやり方を再びしてしまうと病気も逆戻りしてしまいます。
過去に成功した方法ややり方があったとしてもそのパターンに執着せず、いろいろな生き方や方法を試すことを心掛けてください。
うつ病が治って元気になってきたら、以前の元気な頃に戻るのではなく、その頃よりもさらにバージョンアップした新しい魅力に溢れる自分に変わっていくのです。今まで気付かなかった新たな気持ちや新たな一面に出会えると思います。
おわりに
うつ病の再発を恐れて不安な方も多いと思いますが、少し疲れてきた時や調子が悪い時に無理をせず早急に異変に気付くことです。
気持ちや体が正直に反応してくれるはずです。そこで頑張ろうとしたら、以前の生き方と同じです。
自分の異変に瞬時に気付けたら、その都度対応して早い段階で対処することが必要です。そのスキルを身に付けたら、もう再発を恐れることはありません。
一番大事なことは、自分の気持ちや体に正直に素直になることです。自分自身を大切にすることを第一優先にすることを何よりも心掛けてください。
穏やかに、気持ちよく毎日を過ごせますように願っております。
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