【相手の気持ちを考えない勇気】人の気持ちを考えすぎてしまう時の対処法!
〝人の気持ちを考えて行動しなさい〟という言葉、何度か耳にしたことありますよね?
おそらく、道徳の授業や親から、事あるごとに口酸っぱく言われてきた言葉だと思います。
確かに、人の気持ちを考えることは、対人関係においては基本です。
しかし、人の気持ちばかり考えてしまい、自分の気持ちがないがしろになってしまっていたり、時には心の病気になってしまっている人もいます。
そこで今回は、人の気持ちを考えすぎてしまう時の対処法をご紹介したいと思います。
人の気持ちを考えすぎてしまう時の対処法
人の気持ちを完璧に分かることは無理だと知ろう!
そもそも人の気持ちは、考えても考えても、いくつかの可能性を想像することくらいしかできません。
一生懸命考えて、相手の気持ちが分かるようなら、夫婦でも友達でも職場でもトラブルも喧嘩も一切無くなります。
そんなことは、到底有り得ないことなので、人の気持ちを完璧に分かることはできないということをまずは知っておきましょう。
的確な〝人の気持ちの考え方〟を知ろう!
相手の気持ちを考える時に、皆さんはどのように考えていますか?
「もし自分が相手だったら、どう思うだろう・・・」こう考えることって多いと思いますが、これが危険な考え方なのです。
〝相手の気持ちになって考えなさい〟と言われたら、このように考えることは無理もないですが、実はこの考え方がトラブルの元になります。
簡単に言えば、相手と自分は違うから。自分が当たり前だと思っていることが相手にとっては受け入れられないことかもしれないし、相手にとって普通の出来事が自分にとっては怒れることかもしれません。
要するに、相手の性格や価値観や考え方、今まで生きてきた環境、今置かれている立場など、全てを含めた上での相手の気持ちを考えるということが必要なのです。
自分に置き換えるのではなく、相手の全てを含んで想像してみることが、相手の気持ちを考えることなのです。
知らない相手の気持ちを想像することは難しい!
「もし自分があの人だったら・・」と相手の気持ちを考えていると、知らない人の気持ちを考えることだってできます。しかし前述のように相手の立場になって、性格や考え方なども引っくるめて気持ちを考えるとなると、知らない人やある程度距離のある人の気持ちを考えることは難しいことが分かります。
人の気持ちを考えすぎて疲れている人は、面識のない通りすがりの人の気持ちまでも考えてしまうという人も少なくないでしょう。
しかし、それはかなり難しいことなのでそこに労力を使うことは出来るだけ避けたいところです。
時間を区切ろう!
人の気持ちを考え出すと、自分のことに手がつかなくなり、頭の中がパニック状態になってしまう人は要注意です。
特に、一人で相手の気持ちを考えようとするとどうしてもネガティブな考え方をしてしまいます。
相手の気持ちを必要以上に考えないために、答えの出ないことを延々と考えるのではなく、自分で時間を区切るように意識しましょう。
「5分考えたら、自分の仕事に取り掛かる!」などやるべきことをやるように心掛けてください。初めは気にかかると思いますが、行動することが大切です。
思い切って確認してみよう!
気になって気になって、何も手がつかない状態ならば、思い切って相手に確認してみることも一つの方法です。
自分の気持ちを誠実に話し、相手の気持ちを聞いてみましょう。
相手の気持ちは相手にしか分かりませんから、思ってもみなかった予想外な反応が返ってきたなんてこともあります。
嫌われることもあるということを受け入れよう!
どうしても、人から嫌われたくないという気持ちから、相手の気持ちを必死で考えたり気にしたりすると思います。しかし、どんなに人気のある人でも、どれだけ良い人でも一定の人には嫌われてしまうものです。
そのためある程度は嫌われることは仕方ないと思うことができると必要以上に相手の気持ちを考えてしまうことも減ります。
自分が相手に誠実に接しているにも関わらず、関係がうまくいかないということはどうしてもにあり得ることです。しかしそれはコントロールできることではなく、仕方のないことです。そこで相手のために時間を割くのではなく、自分自身の気持ちと時間を大切にするようにしましょう。
相手の気持ちばかり考えてしまうときに役立つ本
嫌われる勇気
アドラー心理学を哲学者と青年との対話形式で書かれたものです。
どうしても人は、人からどう見られるか、相手がどう思ったのかが気になってしまいます。しかし、他社の課題と自分の課題に線引きをすることでほとんどの対人関係の悩みから解決されることを教えてくれます。
自分のやるべきことに集中できるようになり、気持ちの支えとなる一冊です。
終わりに
相手の気持ちを考えすぎる人は、それと同じくらいかむしろそれ以上に自分の気持ちを大切にしてあげるように意識してみてください。
日々相手の気持ちを考えるばかりに、自分の気持ちを考えることが後回しになっていることが多いと思います。
たった一度だけの人生、誰のためにあるのか?と考えれば、間違えなく自分のためです。自分の気持ちを何よりも大切にする義務があるのです。
実は、自分に優しくなれると結果的に人にも優しくなれるのです。いつも人の気持ちを優先していませんか?
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