【厳選】社会不安障害の克服に役立つ本3選|苦しい考え方から解放されて楽になるヒント
社会不安障害で悩んでいる方へのオススメの本
人と接するとなんだか疲れると感じ始めたころ、解決したい治したい一心でいろいろと調べてみることにしました。
その頃に「対人恐怖症」という言葉を知りました。
さらに「対人恐怖症」について調べているときに、そこで初めて知ったのが「社会不安障害」「社交不安障害」という言葉です。
社会不安障害がよく分からない方は、以下の記事に詳しく書いたので見ていただけると嬉しいです。
社会不安障害の症状や心境、全てがまさに私のことだと思い、当時の私には馴染みのなかったこの病気について調べてみようとたくさんの本を読み漁りました。
そのときに抱えていた人間関係の悩み、言葉に出来ない自分の気持ち、モヤモヤしていた悩みの種を、本には分かりやすくはっきりと書いてあり心が軽くなりとても救われました。
今思い返してみると自分の気持ちを知ることは、回復に向けてとても重要だったと思います。
それを知るきっかけになったのが、社会不安障害についての本を読み始めたことでした。
何冊か読んだなかで特に衝撃をうけ、気持ちの支えとなった珠玉の書籍を紹介していきたいと思います。
社会不安障害のすべてがわかる本
人前に出ることや人と接することが怖い。人前だと、自然に振舞うことができなくて、どこか違和感を感じ、思い悩んでいる人はこれを読むと今の自分の状況を把握できると思います。
いったい何故そうなってしまったのかのか、どんな気持ちがそうさせてしまうのか、また社会不安障害を克服する方法まで、この1冊でタイトルの通り社会不安障害のすべてがわかる本だと思います。
性格のせいだと諦めている人には、手にとってほしいと思います。
森田療法
森田療法は日本で始まった心理療法で、強迫神経症の方にはかなりの効果があると言われています。
人は不安になると心が苦しくなり、不安を取り除こうとします。また、考えないようにしようと思えば思うほど不安は大きくなるものです。
しかしこの森田療法の特徴は、不安は「あるがまま」にしておくということです。
不安は消えるものではないので、そのままの状態にしておいてやるべき行動に移していくという療法です。
その療法が分かりやすく説明してあり、筆者の言葉一つ一つが心に染み渡っていく、とても納得できる内容だと思います。
読み終わった後に、一歩踏み出す勇気がわき背中を押してくれる一冊です。
対人関係療法でなおす 社交不安障害
極度に他人からの評価が気になり、周りとの人間関係に疲れてしまっている人には読んでもらいたい一冊です。
周りの評価ばかり気になってしまう人は、自己肯定感が低くなってしまっている状態です。
これは病気の症状であるということを認識し、自分と相手には境界線があることを知ることで人間関係で抱える不安の多くをコントロールすることができるようになるということが分かります。
帯に書いてあるように、この本を読んだだけでもスーッと楽になる感覚を感じる一冊です。
まとめ
対人関係に悩んでいる方に、何かしらの手がかりになったり、社会不安障害の治療のきっかけになってくれたらいいなと思います。
私自身、自分自身の感情をうまく言葉に表すことができなくて毎日モヤモヤしていました。
それを言葉で表現してくれた本のおかげで、自分の気持ちをはっきりと認識することができました。
一度自分自身の心の奥底の部分を知ると、抑えていた気持ちが湧き水のように溢れ出てきます。
これが、回復への第一歩となった気がします。
ぜひ、一人でも多くの方に新たな手がかりとなったらと願っています。