《うつ病体験記克服への道》~将来の不安がハンパじゃない~
将来の不安
引きこもり生活が半年にもなると、一番の悩みは、漠然としているかもしれないが「将来が不安」なことであった。
まず、一番不安なのは金銭面だった。
このまま状況が変わりそうにないけど、どうやって生きていくんだろう。
学校にもまともに行けない。
外に出られないから、働くこともできない。
生きていくのに、 どれくらいお金は必要なのか。
今は養ってもらっているが、これは目を瞑れない問題だった。
引きこもり生活しながらやれることはないだろうかと毎日ネットで検索していた。
まず考えたのは、通信の大学だった。
しかし、活字を読むことが苦しくて、通信の大学へ行ってもこのままだとその先が想像つかない。
そのまま仕事に直結する資格を取ろうか。
そう思い、とりあえず資料請求するが、その資料すらまともに読めず、断念。
本当にやれることが1つも見つからなかった。
頭の中では将来のお金のことばかり考えて、パンクしそうだった。
どうやって生きていくの?
うつ病になる高校生まで勉強をしてきたが、お金の稼ぎ方を教わることはなかった。
このとき勉強ってなんだったのかと疑問に感じた。
生きていくってどうやってやるの?
何もできることがない。それまでの自分の生き方を否定することしか出来なかった。
考えても考えても答えは出ない。
でも、もう考えるやめようと楽観的になれるはずはなかった。
何か始めてみないと、自分で人生変えていかないと、このままではダメだと思い、やれることがないかと、必死で考え続けた。
外に出られない、人と接することが怖い、活字も読めない、こんな自分にやれることはあるのだろうか。
考えれば考えるほど不安で追い詰められていった。