【社会復帰】引きこもり・ニートを脱出するための完全マニュアル!オススメの仕事・面接・考え方のコツも紹介!
引きこもり・ニートで何年も無職の状態が続き、このままではいけない、どうにかして変わりたいと思っているけどキッカケを掴めずに足踏みしている人は多いと思います。
どれだけ人生に嫌気がさしていても、生きていくためには生活するためのお金を無視することはできません。
働きたいのに働けない。
貯金が底を付きそうで働くしかない。
親が働けとうるさくて働かざるをえない。
いろいろな状況の人がいると思いますが、葛藤していて頭の中ばかり忙しくなりパニックになっているとなかなか前に進みません。
社会から遠のき過ぎていると、社会に対して現実以上の恐怖を感じてしまい、心が折れて一歩踏み出せずに困っているかもそれません。
引きこもり・ニートからの社会復帰を、これから頑張りたいと思っている方今度こそ成功させたいという方に、社会復帰の仕方やオススメの仕事を紹介していきたいと思います。
社会復帰に向けての心得
意気込みすぎはNG
まず第一に意気込みすぎないことです。
引きこもりになった原因はさまざまだと思いますが、引きこもる前まで一生懸命頑張って頑張り続けて、何とか自分を保ってギリギリの状態でいたのではないでしょうか。
その頑張った状態でまた社会へ復帰しようとしているなら、まだ社会復帰するタイミングでは無いと思います。
同じ過ちは繰り返さないためにも、自分以上のものをみせようとしてはいけません。
ありがちな言葉ですが、ありのままの状態で頑張り過ぎないことは本当に大切なことです。
引きこもった期間よりもこれからの人生の方が長いのです。
今の自分の状況を冷静に分析する
引きこもりになってどれくらいの期間が経っているのかは、人それぞれです。
1年未満の人から10年以上社会と離れている人もいると思います。
どんな状況の人でも、現状を変えたくて頑張ろうとしている気持ちには変わりないと思います。
しかし勢い余って、今の自分自身に必要以上の負荷をかけてしまうとストレスに耐えきれなくなってしまいます。
自分自身の状況を冷静に分析しておくことは、大きなポイントです。
闇雲に気合を入れて、一気に社会に適応しようとしすぎることはいけません。
まず、今の自分はどの程度やっていけるかペースを決めて、段階をおって負荷をかけるようにしてください。
早くなんとかしたいと焦って、もっとやろうとすることは禁物です。
ペースを守ることはかなり重要です。
自分を基準に考える
今の時点で、引きこもった期間があることは現実です。
それを早く取り返そうとしたり、周りと比べてしまうと上手くいかなくなります。
人と比べてしまうことは仕方のないことですが、それでは終わりのない悩みを生み出すだけです。
少しずつでも意識をして、他の人ではなく昨日の自分と比べることをクセにしましょう。
引きこもったこともなくストレートに就職している人たちと比べても、何もいいことはありせん。
ただただ劣等感が増して自分で自分を苦しめるだけです。
自分基準で動くこと、これを徹底することは社会復帰だけでなく今後の長い人生をスムーズに進めるためにも大きなポイントといえるでしょう。
社会復帰において考えられる1番の不安
引きこもり・ニートの空白期間をどう説明するか?
隠さずに正直に話す
聞かれたら正直に答えることをおすすめします。
あまり話したくない過去かもしれませんが、適当な嘘はバレてしまいますし、保険などの手続きを確認すれば職歴は簡単に分かってしまいます。
また、採用されたとしても嘘は嘘を呼び、隠すことに神経を使ってしまい疲れ果ててしまいます。
もしかしたら隠さないということが相手の信用をつかみプラスとなる可能性もあります。
もちろん正直に話したことで不採用になることもありますが、それは仕方のないことなので次に目をむけましょう。
実際に聞かれたらどう説明する?
引きこもりを人生の汚点だとか、恥ずかしい過去だと思っていませんか。
実は大きな意味ある経験です。
なぜ引きこもりになったのか、引きこもり中にどんなことを考えていたか、どんな経緯でこの仕事を始めることにしたのか、引きこもりからどんなことを学んだのか。これらを順序立てて本当の自分の思いを伝えることです。
そして一番大事なことは、今は仕事がしたいという熱意を伝えることです。
職場や職種にもよりますが、全て綺麗な経歴の人が欲しいわけではありません。
完璧な人ばかりいる場所ってどこか怖いくて行きづらかったりしませんか。
世の中は、いろいろな人がいていろいろな考えがあって、いろいろなニーズがあることを忘れてはいけません。
引きこもり経験がいつどこで何に生かされるか分からないんです。
ですから、これをマイナスに思う必要はありませんし、はっきり言って全くマイナスではないのです。
堂々と自信を持って話し、他人に振り回されない強い心を見せるときです。
社会復帰の仕事の選び方
まずはアルバイトや派遣労働という選択
働きたい、働かざるを得ないなど人によって置かれている状況は違うと思いますが、引きこもり期間の長い人は、人とのコミュニケーション不足、生活リズムの乱れ、体力の低下などいろいろな問題を抱えています。
これらの状況を踏まえると、ハードな仕事は向きません。
体を動かすものや、人とのかかわりの多い接客業などは避け、自分の生活スタイルにマッチする仕事を選びましょう。
また労働時間も社会復帰の仕事選びにはとても重要で、まずは短時間で3時間程度のもので週に1度のアルバイトにしたり、まだ自信がないと言う人は1日限りの単発バイトがオススメです。
また、派遣労働は雇用期間が短かったり、職場が短期で変わるので、現場で同じ人との交流も少なく対人関係にストレスを感じる人には好都合なスタイルです。
中には面接がないところや履歴書も不要なところも多く、やっぱりどうしても過去のことは言わずに仕事したい人には肩の重荷が取れると思います。
しかし、社会復帰という最終目的を果たすためにも、在宅ワークなどの全く対人関係が無いものでなく、少なからず対人関係があり家の外に出る仕事で社会に慣れるための時間にするということは意識しておきましょう。
給料よりも仕事内容を重視する
引きこもりの脱出を考えている人にとっての仕事は、「お金を得ること」が目的の大部分を占めていると思います。
そのため、仕事を探す場合に給料は気になるところです。
同じ時間働くなら、1円でも高いほうがいいと思うのが本音です。
しかし、ここは本来の目的を思い返しましょう。
社会復帰に成功して、将来的にしっかり働けるようになれば今の給料の差額は取り返すことが出来ます。
ですから目先の給料にとらわれることなく今の自分にとってより働きやすい環境を重視して仕事を選択しましょう。
人とのコミュニケーションはどれくらい必要か。
シフトはどれくらいの自由がきくのか。
初心者でもやれることか、経験は問われるのか。
責任が重くプレッシャーのかかるものではないか。
など、今の自分でもこれなら頑張れそうだと思うものを内容重視で選びましょう。
社会復帰のオススメの職種
工場のラインの仕事
食品工場での製造ラインや機械の組み立て、商品のパッケージ作業など、生産ラインで決められた作業を行います。
作業に追われるために、自分のことに集中できますし、職場によっては私語禁止のため人と話したくない人には気楽に仕事をすることができます。
1日中同じ作業をするため、一度覚えてしまえば単純作業の繰り返しになるため、分からなくて困ったりすることがなく慣れたらとても気楽にやれる点が良いところです。
ただし、中には重い荷物を持つなど重労働のものもあるので、仕事内容はきちんと把握してから応募しましょう。
警備員
ビルやデパート、ショッピングセンターなどで警備を行い、トラブルや事故の発生を防ぐために警備をする仕事です。
主な仕事はビル内の巡回や、駐車場の警備、鍵の管理などです。
人とのかかわりは少ないですが、トラブルがあった場合の対処で多少ですが人との関わりがあります。
それ以外は、大きな負担はないので全体的に始めやすい仕事だと思います。
人手不足で募集も多いので採用されやすいのもオススメな点です。
清掃員
学校、 ホテル、電車の車内整備、駅のトイレなど、清掃の仕事はいろいろな種類があります。
基本的な仕事内容を覚えれば、あとは単純作業になります。
チームでやる場合は、チーム内の人間関係は発生しますがそこだけクリアできれば問題ありません。
作業は一人で集中してできるものなので、比較的人との関わりは少ない仕事です。
ただし、清掃は人のいない時間に行うことが多いので出勤前の朝早い時間や帰宅後の夜遅い時間が多いのでそこは注意が必要です。
新聞配達・ポスティング
新聞やビラを各家庭に配る仕事です。
地区ごとに任されるので、初めは配る場所を覚えなくてはいけませんが、それをクリアすれば単純作業になります。
新聞配達は一人で行う仕事ですし、早朝は人通りも少ないために、人と関わることが苦になる人にはもってこいの仕事です。
ただし晴れの日も雨の日も天候に関係なく新聞は配達しなくてはならないので、体力と日々の健康管理が不可欠です。
電気検針員
各家庭の電気を検針する仕事です。
人との関わりは少なく単純作業で一度覚えてしまえばやりやすい仕事です。
しかし、歩いて作業したり、天候に関係なくある一定時間に何軒も回らなくてはならないため体力が必要となります。
また容量よく仕事を進めることが求められるため、ある程度の集中力も必要となります。
仕分け作業
運ばれてきた荷物を指定の場所に運んだり、梱包したりする仕事です。
電化製品などの大きなものから、 ジュースやお菓子など食品関係など、荷物の種類は様々です。
指定されたことを黙々と行うので、一人で作業に集中しやすく気楽にやれる仕事です。
ただし、物によっては重たいものも多く体力的に負担がかかるので、仕事内容はしっかり選ぶことが大切です。
看板持ち
街で見かける看板持ちの仕事です。
単調すぎて時間が経つのが遅く感じることは難点ですが、体力をあまり必要としません。
また、人と話すこともないので口下手な人にはやりやすい仕事です。
場所によっては人混みの中で看板持ちをしなくてはならないため、ストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。
デリバリーの配達員
ピザなどのデリバリースタッフです。
バイクの運転ができれば、一人でやれる仕事で人との関わりを避けられます。
人間関係のわずらわしさが無く余計な気をつかなくていい仕事です。
しかし、クリスマスやGWなどの繁忙期は配達件数が大幅に増えるため負担が予想されるので注意が必要です。
トラック運転手
荷物を目的地まで運ぶ仕事です。
大型トラックは免許が必要ですが、宅配便のように比較的短距離の場合は小型トラックでの運転となるので、普通免許でも出来ます。
トラック運転手は基本的に一人で行うので、人とのかかわりがかなり少ない仕事です。
荷物の積み込みや配送先では、多少の対人関係はありますが、比較的対人ストレスは少ないと言えるでしょう。
しかし、長距離運転となると夜間に走るため、生活リズムが狂ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
社会復帰には注意したい職種
コンビニ
コンビニバイトは、求人も多く誰でもできる仕事だと思いがちですが、覚えることが多くとっさの対応力も求められます。
レジでの接客業務以外にも、簡単な調理作業や宅配便・料金収納などのサービス業務などやることが実はとても多いのが特徴です。
空いている時間帯は対応できても、お昼時などの混み合う時間は対応に追われてとても大変です。
レジが混み合うと嫌な顔をされたり、混み合っているにも関わらずコピー機の使い方を教えてくれと言われたり、理不尽なことも多くストレスを感じる場面が多いので注意が必要です。
ファストフードや飲食店の仕事
ファーストフード店などは、マニュアル化しているために実際に簡単な作業が多いです。
コンビニ同様、求人が多いことも魅力です。
しかし、飲食店は全体的に人手が不足しているところが多く、人と関わる接客業は避けたくてキッチンなど厨房での仕事を希望したにも関わらずホールに回されるなんてことはよくある話です。
面接時によく確認しておくか、希望をしっかりと伝えておくことは大切です。
まとめ
思うように就職することが難しいこの時代に、引きこもり・ニートが仕事を探すことは簡単な道のりではありません。
また、引きこもりの期間が長ければ長いほど職に就くことが難しくなってきます。
まずは、少しずつでも社会との繋がりを作り始めることが引きこもりから社会復帰への第一歩となります。
頑張りすぎずに気長に取り組むということは特に意識して欲しいです。
せっかく頑張ろうとしているのに、一つ間違えると心に大きな傷を負うことになり、社会に対する恐れが増して絶望感に襲われ再び引きこもりになってしまうことがあります
。
1日でも早い社会復帰を望んで頑張ったにも関わらず、間違った選択をしてしまうと本末転倒になりかねないのです。
そららを防ぐためにも、自分にあった社会復帰の方法をじっくり考えて、焦らずに着実に歩いてほしいと思います。
失敗してもいいんです。今社会復帰したいと思っている前向きな気持ちは本物です。
社会復帰に向けて一歩踏み出そうとしていることは紛れもない事実なんですから。
社会復帰したいのに、踏み出せずに悩んでいる方の後押しになってくれたら嬉しいです。