《うつ病体験記克服への道》~友達欲しいのに、壁作りすぎちゃう!~
人間関係って答えがないから困る
人と人の関係、対人関係って本当に難しい。
うつ病になってからは、本当に悩みに悩んだ。
考えたことなかった頃は、人間関係の距離感に悩んでいる人がいるなんて気付きもしなかったくらい当たり前にやっていた。
当事者は、めちゃくちゃ悩むし大変なんだと知ったほどだ。
人間関係って、人によって全く違う。
距離感も違う。その人との仲の深さによっても違う。
そこを自然に調整できれば、問題無いのだが、わたしにはそれができなかった。
というか、わからなかった。
正解がないからわからない。
周りから、
「壁を作りすぎ」
「自分の話はしないよね」
「何考えてるかわかりづらい」
とよく言われた。
でも内心は、
「もっと自分のこと知ってもらいたい」
「もっと打ち解けたい」
「もっと深い話がしたい」
と思っていた。
でも、その方法が分からなかったのだ。
壁を作りたくたて作っているわけでない。
距離を詰める方法が分からなかった。
たぶん、自分の弱みをさらけ出す勇気がなかったみたいだ。
それをすることがとても恥ずかしいことだと思ってた。
弱みを握られたら危険だと思っていたし、弱いところがバレたら負けだと思っていたのだ。
何に負けるかといわれれば分からないが、漠然とそんな考えを持っていた。
今思うとこの考えが恥ずかしいことだったんだと分かるが、当時はその考えが正義だった。
「しっかり」していて、「完璧」で、「隙のない」
当時の理想の人を目指していた。
そうじゃないと嫌われると思っていた。
でも、逆みたいだ。
それは、むしろ人を寄せ付けない。
言い方を変えたら嫌われる。
ということは、今まで嫌われる努力をしていたんだと思うと悲しくなる。
人に弱音を吐かないことが、自分の首をどんどん締めていたんだと思う。
その生き方が間違っていることに早く気付けたらいいのだけど、私はなかなか気付かなくて身の丈以上のものを見せようと必死で必死で背伸びし続けた。
みんなと仲良くなりたいのに、逆のことしてたんだなーって思う。