《うつ病克服体験記》〜他人の目が気になる症候群〜
人類みな自分のことで精一杯
他人の目ばかり気にしていた私。
よく思われたい!嫌われたくない!そればかり。
でも、みんな自分のことで精一杯らしい。
これって自分に置き換えると確かにその通りだ。
私も他人の目が気になって仕方なくて、
どう思われてるんだろう?
あの発言は変なふうに思われてないかな?
あの時の行動で嫌われてないかな?
うん、全部自分のことばかり考えている。
私が考えているみたいに、周りのみんなも自分のことを考えることで精一杯らしい。
自分に置き換えて考えれば納得いくけど、瞬時に頭に思い浮かぶことは、周りの目に映る自分はどう思われているか?ばかりだ。
周りを気にしているだけ無駄らしい。
頭では理解してるけど、周りを気にしないって難しい。、
そもそも、否定文で「〜しない」というのはうつ病治療で難しいことだ。
うつ病治療に限らず、人は「〜しないようにしよう」と思うのは効果が少ないようだ。
人の心はダメと言われるとそればかり気になる。
例えば、「見たらダメ」と言われるとものすごく見たくなるのが人間の本質だ。
だから、「周りの目を気にしない」と自分に言い聞かせていたころは全然変わらなかった。
ある時、このカラクリに気付き、肯定的な言葉を言い聞かせることにした。
『自分の気持ちに集中しよう』と決めた。
ボーっとしているとふと
「あの人にどう思われているかな〜?」
と考えてしまっていた私は、そのような考えが浮かんだ瞬間に、
「あ、また他人の気持ちを考えてる!自分の気持ちに集中しよう!」
こう考えるようにクセ付けた。
この方法はかなり効果がある。
『自分の気持ちに集中しよう!』
これはいまも日々意識していることである。
私と同じように、世界中のみんなが自分の人生のことで手一杯だということを忘れないようにしたい。
それに加え、他者の気持ちはいくら考えても答えは出ないということも。