《うつ病体験記克服への道》~強い自殺願望~
うつ病による自殺願望
高校生のころ、毎日が苦しくてその状況から少しでも抜け出したかった。
半端ない辛さだったがこれといって明確な理由が分からなかった当時はどうやってそのストレスを避けたらいいのか分からなかった。
とにかく理由の分からない、いつそうなるかも予想できない、急な不安が押し寄せてきて心が締め付けられ、心臓を鷲掴みにされているような苦しさだった。
生きていることが辛かった。生まれてこなければよかったと思った。
その状況を脱する方法がこの世からいなくなることしか分からなかった。
それ以外に方法が見つからなかった。
本当はそれ以外の方法がたくさんあったのに、当時うつ病の渦中にいたわたしの考えはそれしか思いつかなかった。
毎日なんで生きているんだろうと答えの出ない問いかけばかりしていた。
夜寝るときに、明日からだが勝手に死んでいてくれと願った。
それか明日地球が終わってくれと強く願った。
休み明けが特に嫌だった。土日休みが終わった月曜日や、夏休み冬休みなど長期休みがあけるときが、とてつもなく嫌だった。
体が拒否して心は潰れそうで、思い出すだけで今でも恐怖になる。
あの時高校をやめていたら、もしかしたら少しだけかもしれないがそういうストレスは減っていたかもしれない。
あそこまで自分を追い込まなくてすんだかもしれない。
でも私は学校に行かなくてはならなかった。
高校を卒業することは絶対だと親に厳しく言われていたのだ。当時はそれに対して、こんなに苦しいのだから無理だとは言えやしなかった。
親の意見は絶対正しいと思いこんでいたから。親に反したことを言ったら悪い子だと思っていたから。
あのときの高校に絶対行かなければならないというプレッシャーが相当体に影響していたんだと今は思う。
毎日自然災害を望んでいた。なにか自然災害が起きてしばらく休校になってくれと思った。
もうどんな理由でもいいから学校が消えてなくなったら楽になれるのにと思った。
体調が悪くてもあそこまで頑張ることってなんの意味もない。
せっかく体が不調を教えてくれているのに、それを頑張りで押さえ込んでさらに痛めつけてただうつ病を長引かせることとなっただけだった。
でもあの時親に自分の苦しい気持ちをしっかり言葉で伝えるという選択肢は見つからなかった。