《うつ病体験記克服への道》〜ドタキャンを繰り返す〜
繰り返すドタキャンの恐怖
元々とても社交的で友達も多く、みんなで騒いだりみんなで遊びに行くことが大好きだった私。
よく遊ぶ計画を立てたり、大勢で集まる企画したり、とにかくみんなで集まることが大好きだったのだ。
だが、そんなわたしが予想だにしていなかったうつ病になった。
正直それをみんなにさらけ出すこともできず元気な姿を、それまでの私を演じ続けた。
初めはそれができたからだ。
それができているうちはよかったが、だんだんその無理も効かなくなった。
そしてある時から、ドタキャンが始まった。
今日はちょっと急用が入ったとか、どうしても行かないといけない用事ができたとか、病気のことを言えずに嘘をついてドタキャンした。
すごくすごく辛かった。
でも、本当の理由なんて言えなかった。
それを繰り返していたら、友達が離れていった。
悔しかった。
意味がわからなかった。
なぜ私がこんな病気になったのか、と自分を責めた。
やっぱり病気の自分を受け入れることが難しかった。
もしあの時に戻れるなら、、、
みんなに病気のこと話してたらどうだったんだろう?
とよく思う。
でも何も言えなくて、ただドタキャンを繰り返した。
うつ病だなんてその時は絶対に言いたくなかった。
気持ち悪いとか怖いと思われたら嫌だった。
初めはなんとなくみんな心配してくれたが、だんだん友達は離れていった。
すごく孤独感を感じた。とても悲しかった。
もしかしたら私が一番うつ病に偏見を持っていたのかもしれない。
今になって冷静に考えると、もし友人にそういう相談をされたら助けてあげたいと思うはずだ。
でも高校生のとき精神病というものにどこか怖いというイメージを持っていた私は、意味も分からず怖がられたらどうしよう思ったのだ。
そんな恐怖心から誰一人自分のことを打ち明けることができなかった。
もしかしたらなんとなく感づいていた人も周りにはいたかもしれない。
何も話さなかったけど今でも側にいてくれてる友人もいる。その友達には感謝しかない。
でも、離れていった友達もいて悲しかったしとても辛い思いをした。
この辛く悲しい思いが、さらなる無理をする原因となる。