《うつ病体験記克服への道》〜学校行きたくない・もう辞めたい〜
毎日が地獄のようだった高校3年生
もう体調はめちゃくちゃだった。
やる気は全くでない。
生きる気力も湧かない。
なんのために生きているのか分からない。
訳もわからず落ち込み涙が出てくる。
そんな毎日だった。
胸が苦しくて苦しくて、目に見えないよく分からない何かに追い詰められていた。
母親に無理やり学校に連れて行かれ、なんとか教室に入っていく、そんな感じだった。
もちろん学校へ行っても出席日数のためだけで授業も何も頭に入ってこないし、その場にいることだけでもとても辛いことだった。
ビックリするくらい何も頭に入ってこないのだ。
どこかで頭ぶつけたのかな?本当に頭が壊れてしまったのかな?と思うほど。
言葉を聞いて理解することって今までどうやってやっていたのかな?と思うほど信じられないくらい人の話が頭に入ってこなかった。
それに学校ではいつも眠たかった。
どれだけ寝ても寝ても眠たい。
うつ病になったばかりのころは、朝どう頑張っても起きられないという日々がだったが、ある時を境に今度は夜寝られなくなったのだ。
うつ病の典型の睡眠障害で不眠症だった。
夜になると明日学校に行かなくてはならないから頑張って寝ないといけないと思う。
電気を消して無理やり目を閉じる。
スマホを触りたくても明日の体調のためと思って我慢する。
だが、寝なければと思えば思うほど寝られなかった。
窓の外がだんだん明るくなってきて、太陽が昇ってくるのを見るたびにため息が出た。
また今日も寝られなかった。
いわゆるオールだ。普通の女子高生はオールというと遊んで楽しいイメージだと思うが、私はうつ病で寝られなくてオールしていたのだ。
一睡もせずに学校に行くと、いつもよりもっと体調が悪くて頭も体も毎日ふらふらだった。
立ちくらみもひどく、学校で目の前が真っ白になって倒れたこともあった。
それでも親の方針で学校を辞めることは許されなかった。
死に物狂いの毎日だった。