~生きることが辛いと思ったらチャンス、頑張るのやめよ!!~

普通の高校生がうつ病になった。うつ病に隠されていたメッセージとは....

【心を休める方法】ずっと休んでいるのにうつ病が治らないあなたへ!

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精神疾患、主にうつ病の治療では、「休むこと」が必要になります。

病院で、「しばらくは安静にしてゆっくり休んでください。」と言われることも多いと思います。

しかしこの「休む」ということの意味を履き違えてしまっている方が多いんです。

休んでいるつもりなのに毎日疲れ切っているという方や、もう何年も治療しているのに治らないという方・・・。

「正しく休む」ことができないとうつ病が長引いてしまったり、なかなか治らず負のスパイラルに陥る可能性もあります。

反対に、「正しく休む」ことを理解できたらうつ病克服の近道になるということです。

それでは、うつ病克服への大きな課題である「休むこと」について取り上げていきたいと思います。

 

   

 

うつ病克服のために思い切って休もう!

なぜ「休む」ことが大切なのか?

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うつ病などの精神疾患は、心のエネルギーが低下している状態です。よく言われているのは、39℃の熱がある人や骨折している人と同様にうつ病も病気である状態だということです。

要するにうつ病にも関わらずに休まずに仕事を続けたり毎日精力的に活動しているということは、39℃の熱があるにも関わらず出勤をし続けていたり、骨折しているにも関わらず毎日運動をし続けているのと、何ら変わりありません。

休むべきときに休まなくては、治療は進まないどころか悪化することは歴然としています。ですから、うつ病治療には休むことが必要不可欠なのです。

 

 

うつ病にとって「休む」とは?

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うつ病治療で、休み方を勘違いしている方が多くいるように思います。ただ横になっていてもうつ病の人にとっては休んでいるとは言い切れません。

風邪や熱、骨折などの人は、安静にして横になっていたりゆったりとしてある程度の期間が経てば回復していきますが、うつ病などの精神疾患の人はそうはいきません。

心のエネルギーを蓄えていくためには、心を休ませることが大切なのです。

ですから、ただ横になっていればいいわけでも、ただ仕事を休めばいいわけでも、ただ学校に行かなければいいわけではありません。

しかし、休職や休学をすれば置いてきぼりになることや人間関係、自分の将来など不安は積み重なります。その状況下で、心を休めることは至難の技です。しかし、心の病であるうつ病の治療においては何よりも重要事項なのです。

 

 

心を休ませられない理由

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やはり、周りの目が気になるというのが大きな理由だと思います。

もともとうつ病になるタイプの人は、他人へ気遣いをできる人がとても多いです。しかし言い方を変えると人からの評価に非常に敏感です。

本来長所である部分が、うつ病治療で邪魔をしてしまうのです。辛いことかもしれませんが、うつ病治療を優先するために、まず他人の評価にとらわれることを断ち切ることが第一歩となります。

 

 

心を休めるとは

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うつ病の人は、無意識に体に力が入っていたり、常に周りを警戒して心も固まっている状態の人が多いと思います。

しかし、今までの人生のなかでリラックスした瞬間や心も体も安心しきった状態をきっと一度は経験したことがあると思います。

その状態になった時はどんな場所で、どんな状況で、誰といた時か又は一人でいた時なのか、思い出してみてください。昔大好きだったことをもう一度やってみるのもいいかもしれません。

いつも頑張ることを第一に人生を突っ走ってきたと思いますから、いきなり出来なくても問題ありません。まずは意識して、頑張らない時間も認めて、少しずつリラックスする感覚を覚えていくことです。

 

 

心を休ませるときに気をつけること

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人によって心の休め方は様々です。ゴロゴロしたり、映画を見たり、音楽を聴いたり、自然に触れたり、散歩したり、時には遠出したいなという気持ちになるかもしれません。

うつ病の人にとって外の空気に触れたいと思うことは、いい兆しです。しかし、外出して職場の人に偶然会ってしまって悪く言われてしまったなんてことはよくあります。うつ病に理解のないひとは残念なことにまだまだ多く存在します。

そのようなことがあると動揺して、せっかく回復してきていてもまた落ち込んでしまったり余計なエネルギーを消費してしまいます。

ですから、休むときにそのようなリスクはできるだけ避けれるように工夫をして自分の心を守ることも非常に大切です。自分自身を大切にすることは治療において一貫して心掛けるようにしてください。

   

心が休まらないあなたにオススメの本

 心の休ませ方/加藤諦三

 この書籍は、うつ病で辛いときや治療が進んでいるのかと焦ったときなどに、とても心強い言葉の数々に勇気をもらいます。頭の中が悩みでパンクしそうなときに新しい風を吹き込んでくれて、出口の見えないときに新たな気付きをもたらしてくれる一冊です。

 

 

おわりに

休むことは、うつ病の人にとって非常に難しいことです。何故なら、頑張ることを美徳として生きてきた人がなりやすいのがうつ病だからです。

しかし治すためには、「休むこと」は絶対的に必要です。ですから、少しずつ頑張らない自分を許してあげてください。

一日も早く、リラックスして心からゆったりした時間を過ごせますように祈っています。

 

★参考までに。

 

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