~生きることが辛いと思ったらチャンス、頑張るのやめよ!!~

普通の高校生がうつ病になった。うつ病に隠されていたメッセージとは....

《うつ病体験記克服への道》~祝・高校卒業・喜びもつかの間これからの先の不安~

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自分だけが取り残された絶望感

 

ごまかしごまかしなんとか高校は卒業したものの、先が何も見えない。

 

それまではただただ高校卒業の3月まで学校に行くこと。それだけを考えて生活してきた。

 

卒業できた喜びは一瞬だった。

 

同級生のみんなは大学進学や専門学校や留学など自分の次なる目標に向かって歩みだそうとしている。

 

私はうつ病と戦いながら学校に行くことだけでいっぱいいっぱいだったので、もちろん

目標の大学へは受験すらも出来ずに高校3年生の3月を迎えた。

 

明日から学校に行かなくていいという開放感はあったが、いったいこれから私はどうしたらいいのだろうかという絶望感に襲われた。

 

そう考えるとただただ学校に行かなくてはならないという日々に追われていた頃は、それしか考えられなくてある意味では深い悩みに触れずに生きていたのかもしれない。

 

 

 

うつ病の状態がかなり悪くなっている自分。

ずっと目標にしていた大学に進学できなかった自分。

勉強をしようとしても何も頭に入ってこない自分。

日常生活さえもおっくうで疲れきった自分。

 

 

 

それまで私の人生の主体だった多くのものを失い、希望も目標も無くなってしまった。そこからまた頑張ろうというエネルギーもわかない。

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頑張りたい、もっと頑張りたいのに。

私こんなに弱くない。もっと頑張れるはずなのに、どうして思うように頭も体も動いてくれないんだろう。

 

ただただ絶望感と喪失感でいっぱいだった。

 

こんなに苦しい思いをして高校を卒業したのに、その先に待っていたのは明るい未来ではなかった。むしろ突きつけられた現実は18歳のころの私には受け入れられなかった。

 

どうして私がという感情ばかりがまた込み上げて来た。

 

 

高校生という身分を失い、何か目標があるわけでもなく病気と格闘する毎日だった。

 

そんな自分が恥ずかしくて惨めで、周りの人がうらやましくて輝いて見えた。

 

人目が気になる。誰にも会いたくなかった。どこかで偶然知り合いに会うことも怖かった。

 

このときに痛感したのは、学生という肩書きは実は大きな支えとなっていたこと。

 

あんなに苦しかった高校生活が終わったのに、予想だにしていなかった新たな悩みが尽きなかった。

 

 

 

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