『見逃さないで、うつ病のサイン！～こんな症状が出たら危険信号～』

早期発見・早期治療が鍵！

 うつ病は明確な基準があるわけではないので、自分では気付かないことがあります。

身体に異変を感じることはあっても、それがうつ病だとは思わずにもっと頑張ってしまったり、気合いが足りないんだと思い自分を奮起させてさらに追い込んでしまう人もいます。

そのまま放置しているとさらに症状は悪化し、取り返しのつかないことになる恐れもあります。

自分がうつ病かもしれないと思ったら一度立ち止まり、少しでも早い段階で気付くことが早い回復へとつながっていきます。

また、家族など周りの人は変化を感じやすいと思うので、うつ病のサインかもと思ったら見逃さず一刻も早く対処することが大切です。

１．眠れないor寝すぎる

 夜眠れなくなる。頭の中で考え事がグルグル回って、夜になると目が冴えてしまう。朝、目覚まし時計がなっても全く気付かない。目が覚めても動けなくて、起き上がることが苦痛で仕方がない。 

または、寝ても寝ても常に眠たくてあくびが止まらない。

２．疲労感や倦怠感を感じる

 普段通りの生活をしているのに、いつも疲れている。口癖のように、疲れたと言うようになる。知らず知らずのうちにため息が増えている。

休みの日でもゴロゴロしているだけなのに、なんかだるいなと感じる。体が疲れているので、何かをやろうというエネルギーが全然湧かず気付くと一日中ゴロゴロしている。

３．好きなことに興味が湧かなくなる

 それまで興味のあった趣味や好きなことに興味が湧かなくなる。何が楽しくてあんなことしてたんだろうと考えるようになる。

もしくは何かやりたいことがあってもエネルギーがなくあまり楽しめない。

４．頭痛、腹痛、下痢、便秘などの身体的な症状が表れる

 風邪をひいた時の症状とは違い、ストレスを感じるときや緊張する場面で頭痛や腹痛におそわれることが増える。

急にお腹を下したり便秘になったり、思いもよらないタイミングで身体の不調があらわれることがある。

５．集中力が低下する

 

 人の話を聞いていると、いつの間にかボーっとしてしまい内容が頭に入ってこないことが増える。長時間、本を読むことができなくなる。酷くなるとテレビや映画も見ることもできなくなる。

また勉強や仕事が手に付かなくなる。

６．優柔不断、物事が決められなくなる

 自分が何をしたいのか何を食べたいのかなど、物事を自分で決められなくなる。

レストランでメニューを見ても迷って困ってしまったり、買い物に行っても欲しいものが分からなくなったりする。

７．不安、憂鬱感、おっくうなどネガティブな感情を感じる

 いつもなんとなく不安を感じることが増える。将来のことばかり考えて憂鬱になったり、過去のことを反省して不安になったりする。

周りの人が気になり常にネガティブなことばかり考えてしまう。何を考えてもマイナス思考になってしまう。

 まとめ

 私がうつ病を経験した中で、最も後悔していることは早く治療に取り組むことが出来なかったことです。うつ病になると時間が経てば経つほど症状は重くなり、治るまでの時間が余計にかかってしまいます。

私自身、初期の段階で手を打つことが出来ていたらこんなにも多くの時間を無駄にしなかったと思います。人生はいくらでもやり直しがききますが、残念ながら時間だけは返ってきません。

今悩んでいたり苦しんでいるのに頑張って無理を続けている人が多くいると思いますが、１日も早く自分と向き合い自分自身を大切にしてほしいと思います。

今苦しんでる人がこれ以上苦しくなってほしくない。我慢することも辛い思いをするのも今日で終わりにして、楽に生きてほしい。とにもかくにも自分のような思いをしてほしくないと心底思います。