~生きることが辛いと思ったらチャンス、頑張るのやめよ!!~

普通の高校生がうつ病になった。うつ病に隠されていたメッセージとは....

『【要注意!】NGワード~うつ病の人を追い込む、言ってはいけない7つの言葉~』

気をつけて、うつ病の人への接し方!

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うつ病の人に言ってはいけない言葉、禁句があるとよく言われます。

確かに、私自身もうつ病の時に人からの言葉にかなり左右されていて、何度も落ち込みました。うつ病の人は、人の言葉や表情、また相手の気持ちにとても敏感な状態になっているのです。
常に人の顔色をうかがって、緊張の糸がピンと張っているような状態です。
良かれと思ってかけた言葉がうつ病の人をさらに追い込むことになっている可能性があるのです。
それはなぜか、うつ病の人は人に言われた言葉に対してどんな意味があるかどんな意図があるのかと深く考えてしまうからです。罪悪感を抱えて、追い詰められている状態なので、言われた言葉の裏にある意味を悪く捉えてしまうのです
私自身の闘病生活の中で、特に言われて嫌だった言葉とその言葉をどう捉えてしまっていたのか紹介していきたいと思います。
 
 
1.頑張って、元気出して!
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 この言葉は普通のコミュニケーションとしてよく使われる言葉です。相手を励まそうとして使う言葉ですが、うつ病真っ最中の人は、「頑張りたいのに活力がわかないよ」「元気になりたいのに元気が出ないんだよ」と思っています。
燃え尽きている状態なのに、「これ以上頑張れだなんてもう無理だよ」と相手から責められたという気持ちになるのです。
 
 
2.考えすぎだよ、気の持ちようだよ!
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うつ病は考えすぎてしまう病気で、自分でも訳の分からない不安が押し寄せてきてしまうのです。それを気の持ちようと言われてしまうと、どうコントロールしたらいいのか困ってしまいます。せっかく出てきた感情をまた抑え込んでしまい病状が悪化してしまう恐れがあります。
うつ病の人は、この言葉で心が軽くなることは無いのです。
 
 
3.気分転換に遊ぼうよ!
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 健康な人にとって遊ぶことは気分転換になるのですが、疲れきっているうつ状態のときは、遊ぶという行為にさえとてもエネルギーを必要とします。またうつ病の人は楽しいという感覚さえ無くなってしまっているほど無気力なのです。
遊ぼうと誘ってくれるのは嬉しいけど、行けないことで相手に申し訳ないと感じ、自分はダメ人間だとまた責めてしまうのです。
 
 
4.世の中もっと苦しい人はいっぱいいるよ!
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 叱咤激励するつもりでこの言葉を言っているのでしょう。でもうつ病は想像以上に辛く苦しい病気です。頑張り続けた結果、ダウンしてしまったのです。それなのに、「まだまだ甘いよ」と言われた気分になり、絶望的な気持ちになります。叱咤激励は相手のためと思って言ってしまいがちですが、うつ病の人はかなりダメージを受けてしまいます。
 
 
5.自分で何とかしていかないと人生は変わらないよ!
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相手のことを思うあまりに、感情的な言葉を言ってしまう人も多いと思います。
うつ病の人は、決して怠けているわけではないのです。どうにかしたいのにどうしようも出来なくてもがいているのです。寄り添ってほしいときに、このような言葉を言われると見放されたと感じてしまいます。
 
 
6.どうしちゃったの?あなたはもっと出来る人だよ!
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 「本当のあなたはそんなんじゃないよ」と励ましのつもりで言う人がいます。元気なときの私も病気のときの私も全部私なのです。そう言われると病気の自分を否定されている気持ちになり、「こんな私ではダメなんだ」と自分をまた責めることにつながってしまいます。 

 

 

7. 元気そうだね!良くなってきたね!

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これは、良かれと思って言う人が意外と多いです。一見いい言葉に思えますが、うつ病の人は周りの人の目を気にするので無理に頑張って明るく振舞っている人も多いのです。それを、「元気になった」と判断されるとまた頑張らないといけないんだと思い、苦しくなってしまうのです。見た目だけで判断せずに気持ちを尋ねてあげたり、寄り添ってあげることが大切です。

 
 

~まとめ~

身近な人がうつ病になってしまったら、少しでも早く良くなってほしいと思うのは当然です。その気持ちが上手く伝われば良いんですが、うつ病の人は、思わぬ解釈をしてしまい傷付いてしまうことがよくあるのです。
身近な人は、うつ病に対して正しい認識を持つことが大事です。
一昔前にうつ病は心の風邪だと言われていました。未だにそう考えてる人も少なくないと思います。
確かに理解しづらい病気かとは思いますが、風邪をひいた時のように数日寝ていたら治る病気ではありません。
うつ病は精神的にかなり追い詰められて限界を超えてしまっている状態なのです。エンジンが壊れてしまった車と同じです。
もちろん休養することも大事ですが、根本的に治療をして解決していかないといけない問題があるのです。
周囲の人は、うつ病に対して正しい認識を持ち、意見を押し付けることなくサポートしてあげることが大切です。
うつ病の本人は理解がないと感じた人からは離れることも大事です。自分を守れるのは自分しかいません。
一方で自分が信頼できる人には、言われて嫌なことやそれを言われるとどんな気持ちになってしまうのかをしっかりと伝えることができると、病気の理解も深まり回復への近道になると思います。
 
 
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