『デメリットばかりではない!うつ病や不登校の昼夜逆転はメリットが多い!?』
昼夜逆転は大切な時間
昼夜逆転生活をしたことがありますか?
昼夜逆転する理由は、いろいろあると思います。仕事がら規則正しく睡眠をとることができない、なんとなく夜寝る時間がズレてきてしまったなど。
一般的に良くないものとして考えられている昼夜逆転生活ですか、うつ病や不登校の人にとっては大きな支えとなっていることがあり一概に否定しきれないものなのです。
私自身もうつ病時代や不登校時代に昼夜逆転生活は何度も経験しました。その度に家族から「体に悪いからやめなさい」と注意され罪悪感を抱えていましたが、自分自身夜に起きていると気持ちが休まると感じていたのでどこか疑問を感じる部分もあったのです。
もちろんデメリットも多いですし、長期的にみて昼夜逆転するとそのデメリットが大きくなってしまうので、一時的に上手に付き合っていけばうつ病や不登校からの復帰へとつながっていくのではないかと思っています。
メリット
制約や決まりから解放される
うつ病になったり不登校の人にとって、制約や決まりなど周りに合わせて行動することに疲れ切ってしまっている人が多いのです。それにもかかわらず、睡眠時間まで注意されたり決まりに縛られることはさらなるストレスになります。自分で決められる、自分の自由にしていいという感覚が得られることが自信と感じるのです。
社会の疎外感を減らすことができる
うつ病や不登校の人は、みんなが学校に行って仕事に行っている時間に、何か勉強したり生産性のあることをやることが出来なくて苦しい時間を耐えて過ごすことしか出来ません。
ですから、朝日が昇って鳥のさえずりや人の声や車が通る音など生活音を聞くと現実を目の当たりにしたように感じ、自分は何もできていないという惨めさと罪悪感でいっぱいになってしまいます。それなら昼間は寝ていた方がマシだと思うのです。
いつも社会に対して劣等感を感じているのに、それを見せつけられているように感じてしまい余計にストレスを感じてしまうのです。
自分の時間に集中できる
誰もいなくて、静かな空間で自分の気持ちも落ち着きます。そうすると昼間は後ろめたさから取り組むことが出来なかったことに集中できるのです。
誰かがいたりささいな物音などにも敏感になっている状態は、苦しくて何かやろうという気持ちさえ押しつぶされてしまうのです。
そんなときに、誰からも何も言われない夜中の時間は唯一心が休まる時間なのです。
デメリット
太陽光に弱くなる
私自身これは一番感じたことですが、太陽光を浴びることが減ってから昼間の窓を通して浴びる太陽光だけでも、目を突き刺すようなまぶしさで目がとても痛くて目を開けられなかったのです。また外に出たら太陽光の刺激が強すぎて頭痛や吐き気を感じることもありました。
人は毎日太陽光を浴びることで自然と太陽光に対する耐性ができていることを痛感しました。
体内時計が狂う
人間の体は、基本的に昼間は太陽の光を浴びて、夜太陽が沈んだら眠ることで規則正しく体内時計が作動し、健康を維持できるようになっています。
しかしその生活が乱れてきてしまうと体内時計も、訳が分からなくなり狂ってきてしまうのです。時間になると自然にお腹が空いてきたり、眠たくなるなどの機能がしっかりと働かなくなってしまうことで、体の不調を感じることもあります。
自律神経やホルモンバランスが崩れる
太陽光に当たらないと、脳内にあるセロトニンというホルモンが分泌されなくなり自律神経の働きが低下してしまいます。
そうなると、突然の不安に襲われたりイライラしてしまったり倦怠感感じる、などの体の不調が現れます。
同時に体の免疫力が下がり、風邪を引きやすくなるなど感染症にもかかりやすくなってしまいます。
~まとめ~
昼夜逆転とひとまとめに言っても、メリットデメリット両方あります。
うつ病や不登校の人が昼夜逆転すると一見好きなことをやって遊んでわがままをしているだけだと思われがちですが、実は昼夜逆転することで社会のストレスから身を守りながら一生懸命自分の心と向き合っているのです。
なかなか行動を起こせない中で少しずつやれることを頑張って心の治療を進めている状態なのです。
心が休まらない人にとっては家にいても辛く苦しいのです。それなのに昼夜逆転生活までも否定されてしまうと居場所を失ってしまいます。
体の心配もあり家族は口を出したくなると思いますが、時間がかかるものだと覚悟を決めてゆっくり見守ってほしいです。
昼夜逆転をしている本人も悪いことをしていると思わずに、心を休めるためには大切な時間だとしっかり認識して、自分を許してあげることが大事です。