【喜怒哀楽】自分の気持ちが分からないあなたへ|感情を取り戻し、自分の心に敏感になる方法!
本当は何がしたいの?
何を考えているの?
自分はどう思っているの?
意外と言葉に表すことって難しいですよね。
自分の気持ちを知ることは生きて行く上でとても大切なことです。
筆者は元々、自分の感情が全く分からないタイプでした。
口癖は「なんでもいいよ」でした。
この「なんでもいいよ」という言葉、本当になんでもいいと思って言っている人はどれくらいいますか?
相手ことを想ってなんでもいいよと言う人、自分は何がいいかのか分からなくてなんでもいいよと言う人、いろいろなパターンがあると思います。
筆者の場合は、後者で自分の気持ちが分からないというパターンでした。
優柔不断だとよく言われ、これは性格なんだと思っていました。
しかし、これは性格ではないということにある時に気付いたのです。
今、私何考えてる?
自分の気持ちが分からない方へ
感情を抑え続けて生きていた結果、自分で自分の感情が分からないという状態になっていませんか?
自分の気持ちが分からないと感じた時は、感情を取り戻すチャンスです。
いろいろな理由があって、感情に蓋をしてしまったのかもしれません。
しかし、感情を失っている状態で生きて行くことは苦しく、とても窮屈な毎日です。
快適に生きて行くために重要なことは、自分の気持ちを自分でしっかりと認識しておくことです。
考えるのをやめようとし続けると、ロボットのような状態になってしまいます。
人間とロボットの大きな違いは感情があることです。
本来感情は1秒ごとに溢れ出ているものです。
喜び、怒り、嫌悪、恐怖、悲しみ、驚き、全ての感情をひとつひとつ言葉にして表せるようになり心が充実してくると生活も充実してくるのではないでしょうか。
自分の気持ちが分からなくなる原因
人間の考えというものは、今まで生きてきた中で長く影響を受けてきた親や学校の先生などの教えの中で構築されてきたものです。
親や学校の先生というのは立場上、物事を良いこと悪いことで判断して教育します。
本来、人間は自分がやりたいかやりたくないか好きか好きじゃないか気持ちいいことか気持ちいいことではないかで物事を選択していくことが大切です。
しかし小さい頃は、親や学校の先生に言われた正しいことを選択することが当たり前で違和感もなく生きてきました。
今の日本の教育ではそれが普通だと考えている人が多く、大人になっても違和感なく生きている人もいます。
でもそれは刷り込みであって、絶対的な価値観ではありません。
ですから、正しいとされる常識に反感を持ったり、意見が違うと感じることは当然のことです。
しかし教えられた正当な枠から外れていることを感じた時に、人は罪悪感を覚え、自分の気持ちを否定するようになってしまいます。
まず、蓋をしなくてはいけないと感じる感情は、怒り、嫌悪、悲しみなどのネガティブな感情です。
幼少期に、人の悪口は言ってはいけない、人前で泣いてはいけない、簡単に怒ってはいけないと、などとよく言われましたよね。
このような教えが、ネガティブな感情を抑えるきっかけになっているのです。
ネガティブな感情を感じなければ、人のことを悪く思わなくて済む、悲しいと感じないようになれば泣くこともなくなる、怒りの感情を感じなければもちろん怒ることもなくなる、ということになります。
ネガティブな感情を抑えるということは、意外に簡単にできてしまうのが、人間の怖いところです。
これで一件落着か、外から見たらとても穏やかな人に見えるかもしれません。
しかし、思わぬ落とし穴が待っているのです。
ネガティブな感情に蓋をするということは、感情そのものに蓋をしていることになるので、同時に喜びなどのポジティブな感情も失ってしまうのです。
ポジティブな感情もネガティブな感情も、全てひっくるめて感情として作用しています。
その蓋を少しずつはずしていくことで、本来感じるはずの気持ちを取り戻していく工程が必要となります。
自分の気持ちに気付く方法
一人の時間を作る
気持ちが分からない人は、周りの人の気持ちを無意識に優先してしまう人がほとんどです。
ですから、人と一緒にいるときに、自分の感情に対して鈍感になっていて自分の気持ちを感じるセンサーが働きにくくなってしまいます。
まずは、一人になることで自分優先に物事を考える時間を作りましょう。
五感に意識を高めて、小さな感情の動きにも敏感に感じていくことが大切です。
物事を決める時に時間をかける
感情に蓋をしていると、本当にやりたいことかやりたくないことかの選択にも悩んでしまい、世間体で選んでしまったり、親など自分以外の他人基準で物事を選ぶということを無意識のうちにやってしまいます。
今までのことを思い返して見ても、あれ本当にやりたかったことかな?と思うことが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
これからの人生は、違います。自分でしっかり考えて自分の気持ちに従って、決断できるように、意識して時間をかけて心の声を聞いてあげるのです。
小さなことから自分で決める習慣をつけていきましょう。レストランでのメニュー選びからのスタートでもいいでしょう。
「私」を主語にする
感情がわからなくなっている人は、他人基準で生きている人が多く、◯◯が〜と自分以外の人を主語にして話すことが多くなってしまいます。
自分の人生を歩んでいる人は、私が〜を主語にして、自分の感情をしっかりと把握して、それを言葉にして伝え、自分の手で道を切り開いていきます。
感情を見失っている状態だと、人に流されてしまったり、自分の意見をはっきり言えなかったりして、ストレスばかり溜まって負の連鎖がおきてしまいます。
普段から意識して「私」を主語にして、主体性をもって生活することを心がけていくことです。
自分の気持ちに気付くヒントになった本
自分の気持ちがわからなくなったら読む本
その名の通り、自分の気持ちが分からなくて悩んでいた頃に何かヒントになるものはないかと探していたときに、タイトルに惹かれて読んでみた本です。
少しスピリチュアルな部分があり苦手に感じる方もいるかもしれませんが、直感を大事にすることの大切さを感じ、自分の感情を感じ始める大きな分岐点になりました。
感情が分からない時って直感も当然感じなくなっていると思います。
人生は選択の連続です。小さな選択から大きな選択まで、自分の心に正直に動いていきたいですよね。
感情が行方不明になった時にヒントになってくれると思います。
まとめ
感情が分からなくなっている人は、過去に非常に辛い思いをしたり悲しい思いをしたのかもしれません。
その感情に耐えられなくて、蓋をしたのかもしれません。
それが唯一の自分の身を守る方法だったのでしょう。それが唯一の生き延びる道だったのでしょう。
それは、必要なことだったのです。否定してはいけません。
あの時の自分には感謝をして、次のステージに進むときです。
喜んでもいい、怒ってもいい、悲しんでもいい、悔やんでもいい、嫌ってもいい。
自分の感情を全部取り戻して、心を自由に、思いのままに生きることが、人生の醍醐味だと思うのです。
より良く生きるために少しずつ、心のブレーキをはずしていきませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。