《うつ病体験記克服への道》~親戚の集まりって超だるい!マジ行きたくない!~
闘病中に嫌だった出来事
引きこもりになって、嫌なことはたくさんあったが、特に嫌だったことが親戚の集まりだった。
毎年お盆とお正月には、祖父母の家に集まることがお決まりだった。
絶対に聞かれるこの言葉。
元気か〜?
今何してるの〜?
将来はどうするの〜?
この会話は何度聞かれても嫌で仕方なかった。
しかも同年代の親戚もいるから、なおさら居心地が悪かった。
大学生の親戚は、堂々と将来の目標について語っている。
私はというとしどろもどろで適当なことを言うしかなかった。
毎度惨めな気持ちになる。
あの返答だと馬鹿にされたんじゃないかな?
いとこと比べられて私のことはダメな子だと思われたかな?
悶々とマイナスなことを考えてしまうだけだった。
こういう集まりが大嫌いだった。
行く前に、ある程度の質問は予測しておき、それなりに繕う答えは用意していった。
でも、劣等感に怯え自信のない心でビクビクして何も楽しくなかった。
それがストレスでだんだんお盆前やお正月前に体調が悪化するようになり、途中から数年は不参加になった。
しかしそれで楽になったわけではなく、行かなかったら行かなかったで、来ないなんてどこまでおかしくなっちゃったの?と思われているんじゃないかと家にいる間も気が気でなかった。
次の年も行きづらくなり、行かないともっと行きたくなくなった。
悲しい現実だ。
昔は親戚で集まって、祖父母と話したり、いとこ同士で遊んだりすることが毎年楽しみで楽しみで仕方なかったのになー。
ただ無我夢中に走り回って、大笑いして、楽しかったのになー。
懐かしい。今はどうしてこうなんだろう?
あー、普通になりたいな。
どうしたら楽しく笑えるのだろう。
日に日に自分らしさを失っている気がした。
ありのままを出したら、笑われてしまう。
本当の自分を出したら嫌われてしまう。
こんな思いばかり膨らみ、嘘の自分で生きる時間が長くなっていた。
演じることが当たり前となっていった。