【笑顔の仮面】無理に笑ってしまうあなたへ!本物の笑顔を取り戻す方法!
みなさんは笑顔の人好きですか?
筆者は好きとも嫌いとも言えません。
正直いうと、ビミョーです。
これだけ聞くと、曲者と思われてしまいそうですが、それには訳があるんです。
筆者が考える「笑顔について」聞いてください。
笑顔ってなんでしょう?
目尻のシワに優しさを感じる笑顔満点な人。
太陽みたいにキラキラした笑顔でいつも元気ハツラツな人。
いつも癒し系の笑顔で安心感を与えてくれて、また会いたくなる人。
笑顔の人は、周りからの印象がいいことは確かです。
巷では、口角をあげるトレーニングなるものもあり、口角をあげるために口に咥えてブルブルするグッズまで発売されているくらいですから。
笑顔は世界共通
笑顔って確かにいいものではありすよね。
クシャッとした笑顔の人を見て幸せな気持ちになり、心が穏やかな気持ちになります。
自然と笑顔は連鎖していくことも魅力のひとつだと思います。
不安な時や疲れた時に、イライラして目がつり上がっている顔を見るよりも、目を細めて笑った顔を見た方が、心癒されて安心します。
それが、初対面の人でも友人でも家族でも年齢も国籍も関係ありせん。
笑顔は世界共通のコミュニーケーションと言われる意味は誰もが納得することと思います。
笑顔を作るようになった理由
子供の時から自然に四六時中、笑顔の人っているのでしょうか?
笑顔でいる時も、無表情でいる時も、眉間にシワを寄せて考え事している時もある、いろいろな顔をしていることが人間の本来の姿だと思います。
しかし、ある時から
「笑顔でいることが良いこと」
「笑顔でいた方が、この世の中は生きていきやすい」
そんな思いを抱えて無理やり笑顔を作っていませんか?
気付いたらそうなっていたという人も多いのではないでしょうか?
筆者は、ある時から意識的に笑顔を作るようになりました。
14歳くらい思春期の頃、上手く人間関係をやり過ごしたいと思い、笑顔は自分を守る盾だと感じ、困った時や面倒な時は笑顔になれば安全だと思ってしまったのです。
一度やるとなかなか使えると思い込み、それが当たり前のこととなってしまいました。
しかし、一人になりふと鏡に映った自分の顔を見て、無表情で怖い顔をしていることに気付き、笑顔でいる時の自分は無理をしていることに気付きました。
筆者が笑顔を作ることにした訳は次の通りです。
○誰からも好かれたかった
○トラブルになることが怖かった
○社会に馴染みたかった
○傷付きたくなかった
○感情を感じたくなかった
波風を立てることが怖く、当時考え出した自分を守る策が「笑顔」だったわけです。
笑顔の仮面に潜む落とし穴
本当の感情が分からなくなった
初めは笑顔の仮面をシチュエーションに合わせて被るだけでした。
しかし取り外しが面倒に感じた頃から、常に仮面被っておいたらいいんだと思うどんな時も笑うようにしていたら負の感情を感じにくくなっていった。
怒れても笑顔、悲しくても笑顔、寂しくても笑顔、これでは自分の感情が分からなくなり、偽者の笑顔と無感情の心だけが残る形になった。
ヘラヘラしてるって言われる
真剣な場面でも笑顔の仮面を付けていたので、ヘラヘラしているように思われるようになりました。
学生時代にかなりショックをうけた出来事が、卒業式の練習をしていた時に先生に「ヘラヘラするな!!」と怒られたことです。
当然ヘラヘラしているつもりはなかったので、意味が分からなかったのですがこの偽りの顔がそうさせたんだと思います。
嫌われることは減ったが、好いてくれる人も減った
笑顔で居ることは、それなりに人当たりは良く嫌われることはあまりありませんでした。しかし、好かれることも減ったように感じました。
何も考えずに無邪気に生きていた頃は、筆者のことを嫌っている人もいましたがその反面すごく慕ってくれる人もいました。
深い人間関係を築けなくなった
笑顔の仮面を被っていること自体、自分の本来の姿ではないので、人間関係がとてもぎこちなく、他人に自分の心をさらけ出すことができませんでした。
どの友達とも深い関係になることができず、いつも浮ついている気分で寂しく孤独感を感じずにはいられませんでした。
生きることに疲れた
どんなことでも自分の気持ちに反したことをしていると、エネルギーの消費量が凄まじいです。
毎日なんとなく疲れるという日々が続きました。
人とのかかわりの中で、本音でぶつかったり、本音で分かち合ったりすることが、生きる楽しみを生み出してくれていることにも気付きました。
本物の笑顔を取り戻す方法
自然に湧き出る感情を大切に扱う
良い感情でも負の感情でも、自然に湧き出る感情を決して押し殺すことなく一つ一つを大切に扱うことです。
無理やり感情を書き換えて、心に波風が立たないようにしてしまうクセをやめるようにしましょう。
周りの反応を期待しない
笑顔で振舞う人は、周りの人を喜ばせたかったり好かれたいという思いが強いと思います。しかし、他人の気持ちをコントロールすることは不可能なことです。
いくら頑張っても、どう感じるかは相手の問題だということをはっきり認識し、自分は自分らしく生きることを徹底しましょう。
自分の気持ちに素直になる
自分の感情を感じることが出来ても、世間体が気になったり社会と上手く付き合っていくために我慢を強いられることもあります。
しかし、それに拍車がかかり我慢しなくても良いことを我慢してしまい苦しくなって表情を失ってしまいそれを笑顔で隠すようにしている人も多いと思います。
自分の気持ちに素直になり我慢を少しずつ止めて、心の赴くままに行動することを意識しましょう。
おわりに
筆者はトラブルを嫌い、手っ取り早い防御策として笑顔という仮面をかぶり始めました。確かに、自分を守ってくれましたが、心はズタズタになりました。
笑顔というものは、自然現象なのです。自然だからこそ美しく魅力的なのです。
笑いたい時に笑い、笑えない時には笑わなくていいんです。心から溢れ出る感情のままに生きることが大切なことで、それこそが人生の醍醐味なのです。
無理に笑うことをやめると、結果的に笑顔が増えていきます。
筆者は 本物の笑顔が大好きです。