《うつ病克服体験記》~私と親との関係について。うつ病初期編~
私と両親の関係
うつ病を発症し、初めてのことに慌てた両親は病院に連れていってくれたり日常生活のできないことの手助けをしてくれるようになった。
自分自身は、うつ病であることが恥ずかしくて恥ずかしくて隠してでも普通に生きていきたいと思っていたが、現実は辛さは増すばかりで高校に行くことが本当に辛くて体が拒否してもう限界を迎えていた。
両親も病気に理解してくれていると感じてた私は思い切って相談してみた。
高校2年生の2月くらいのことだった。
うつ病と診断を受けて1年と半年ほどが経ったころだった。
私「お母さん、話があるんだけど」
母「どうしたの?」
私「体調が悪くて、気持ちも毎日落ち込むばかりで、もう学校に行くのは無理だよ」
母「そうだよね。辛いよね。」
私「何とか2年生はだましだましここまで来れたけど、あと1年これを続けると思うと、もう絶対に無理だよ。もう学校を辞めたい。」
母「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私「どう考えても、この苦しい状態であと1年頑張るなんて、想像するだけで死にそうなの。ただでさえ毎日死にたいと思っているのに、やっていけるわけないよ。」
母「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辞めるのは絶対にダメ!!!高校卒業しておかないと後悔するよ。」
私「・・・・・え?」
母「高校卒業しないほうがあとで将来もっと苦しくなるよ。だから何とかして高校は行きなさい!!!!!」
母は思いがけず、こう言い放った。
その頃の私に反発するエネルギーは無かった。
あと1年残されていて、また1年苦しい思いをすることを考えると絶望的だった。
だがしかし、私にとって、母の意見に反発することの方がもっと苦しいことだった。
母の意見が正しいと信じていた高校時代は、ビックリしたものの母の言うことを聞いている自分に安心感さえ覚えていたので、母の言った内容に頷き納得してしまったのだ。
元々母の言うことが絶対的に正しくて間違えないことだと思って生きていた。
病気になって心が弱っているともっと親の言うことを間に受けるようになった。
病気を治すために、母の言うことは守ろうと誓った。
そして、高校を辞めずに地獄の1年間を過ごすことになった。