《うつ病克服体験記》〜私の常識は、あなたの非常識〜
常識の枠をぶち壊す!!
「常識でしょ!」
「あの人は非常識だ!」
「あなたは常識知らずだ!」
などという言葉がよく飛び交っていると思う。
常識ってなんだろう?
常識は家庭ごとで違う。
地域ごとにも違う。
国ごとでも違うのだ。
その人が生きてきた環境の中で教えられた生き方や考え方や価値観などが当然のように常識と思わされて、それに従っていないことを非常識だとみなす。
しかし、常識の意味を辞書で調べてみると、『誰もが当然持っている考え方や判断力』と記されている。
しかし、育った環境や受けた教育や出会った人が違えばその考え方や判断基準も当然異なってくる。
だから、私の常識はあなたの非常識であり、あなたの常識が私の非常識であるということが起こりうるのだ。
常識とは、特定の枠の中での価値観のことを言っている。
世界が狭いと当然この常識の枠が小さくなってしまう。
うつ病の治療において、その枠の小ささに気付き、その枠を大きくしていくことは不可欠なことだ。
それまでダメだと思っていたことを許していく過程はとても苦しく、勇気のいることばかりだった。
どうしても悪いことをしている気分になって、余計に苦しくなってしまう。
それが嫌だからと逃げてしまうと、結局苦しい小さい枠の中で生きることしかできない。
そのままでは苦しいのに、非常識だと思っていたエリアに足を踏み入れることはもっと苦しいことに感じてしまう。
しかし、そこに勇気を出して飛び込んだ人から心の自由が与えられるのである。
もっともっと広い視野でもっともっと自分に許可を出せることが増えたら、楽しく心穏やかに生きられる。
今信じている常識って実は大体思い込みか勘違いが多い。
これに気付いたら、やったことがないことに思い切ってトライしてみよう!!
失敗なんか恐れずに!
うつ病を治すために必要なのは
『忍耐』
ではなかった。
必要なのは、
『変わる勇気』
それだけだった。