【人間関係に疲れたあなたへ】人間関係を克服するための2ステップを紹介!
人とより深い関係になるためには、本音をぶつけ合い意見を交わすことが必要不可欠です。
しかし、今あなたは人と仲良くなりたいと思っているのにも関わらず、無意識に自分の本音を隠してしまっていませんか?
当たり障りのない無難な言葉を選び、反論されないように相手の意見に同調し、家に帰った瞬間ドッと疲れが襲いかかり心のエネルギーが消耗していませんか?
筆者は、長年上記のように対人恐怖に悩まされていました。上っ面の関係の友人ばかりで、どこか寂しい思いが消えず、もっと気楽に人間関係を築き、もっと楽しく人と関わりたいと思っていました。
その悩みを解決するために取り組んできた、対人関係を良くするための方法をいくつか紹介したいと思います。一つでも参考になるものがありましたら幸いです。
※2017年11月30日に公開した記事ですが、追記・修正をして2018年5月1日に再度公開しました。
人間関係に疲れる原因
対人関係が上手くいかない要因は、幼少期に人(母)からありのままの自分を受け入れてもらえなかった経験をし、本来の自分をさらけ出すことが怖くなりいつしか本音を隠すようになるためです。
大人になり、コミュニケーションを図る際に、無意識に嘘の姿を演じるようになり、話す内容を頭で考えて言葉を選んで発言するようになります。
このような状態では人と話すことに大きな労力を必要とするので対人関係がスムーズにはいかず、相手が仲良くなろうと思って接してくれていても上辺の付き合いしか成立しません。
対人恐怖症ぎみになった自分を変えるには、勇気を出してありのままの自分をさらけ出し、その状態を相手に受け入れてもらうことを実際に経験することが最良の策となります。
ポジティブな経験を積み重ねることで過去のトラウマを手放し、本来のありのままの姿で緊張せずに人との会話を楽しめるようになると人間関係がかなり楽に感じるようになるのです。
人間関係を克服するための2ステップ
過去に本来の姿を受け入れられなかった経験により出来上がってしまった「思い込み」を取り払う練習をするときに、初めからありのままの自分をさらけ出せるわけではありません。
まずは、本来の自分の1%くらい出せたら十分です。それを少しずつ増やしていくことで、自然にできるようになります。
筆者も初めは、
〇本当に受け入れてもらえるだろうか
〇馬鹿にされたらどうしよう
〇今まで作り上げた私の像が崩れてしまう
などのネガティブな考えばかりが浮かんできました。
しかし、以下のことを心がけて成功体験を重ねることで対人関係を克服し、楽にそして深く人との関わりを持てるようになりました。
1.ストレスの原因を知る
◎相手の顔色を気にして、機嫌を取ろうとしてしまった
◎自分の意見を言いたいと思ったのに周りの気持ちを考えすぎて言葉を飲み込んでしまった
◎相手の機嫌を優先し、断ることができなかった
◎立場を考えて、感情を無理やり抑え込んだ
◎相手との対立を恐れて遠慮してしまった
◎褒めてもらったのに素直に受け取ることができなかった
このように、ストレスを感じた行動を具体的に分析して、自分自身がしっかりと原因を把握することが第1ステップです。
2.自己主張する
そんなことしたら人間関係がうまくいかないと思うかもしれません。
しかし、自己主張とは相手を攻撃することではありません。もちろん言い方に気をつけることはとても大事です。
同じことを伝えようとしていても、言い方次第で相手は攻撃されたと感じてしまう可能性があるので、決して相手を論破したり自分の意見を相手に押し付けるべきではありません。
理想的な関係は、お互いを尊重し合う(ウィンウィン)な関係を築き、どちらもストレスを感じないような関わり合いです。
このように自己主張することをアサーティブ・アサーションと言われています。
確執が生まれない自己主張(アサーティブ・アサーション)の方法
私(I)を主語ににする
人は決めつけられると攻撃されたと感じます。
例えば仕事で、
「なんでそんなにモタモタしているんだ!!!」
ではなく
『私は、(具体的に)◯◯を◯◯する方法で効率を高めると良いと思うよ!!』
例えば家庭で、
「なんで勉強せずにサボってばかりいるの!!!」
ではなく
『私は◯◯の理由で勉強することが大切だと思っているよ!!』
など仕事でも家庭でも「私は」を主語にすると言い回しがとても柔らかくなります。
非常に大切なアサーティブの方法です。
柔軟な言い方を心がける
自己主張が苦手な人は、断ることが非常に苦手です。
NOと言ったら相手を傷付けてしまう、断ったら相手に嫌われてしまうという思いこんでいることが多いです。
言い方を柔らかくすれば、問題ありません。NOという時に、当たりの弱い言い回しを使ってやんわりと断ることです。
大切なことは自分の意見はしっかりと伝えることです。
対等な関係であること念頭に入れる
人間同士は立場はいろいろありますが、どんな関係であっても対等であることを忘れてはいけません。
相手を尊重して自分も尊重することが大切です。自分を卑下していては、自己主張することを恐れてしまいます。
自分を尊重し大切することを意識してコミュニケーションをとることで実はそれが相手への気遣いにもつながります。
おわりに
人と自然体に接するためには、自分を抑え込んでいることに気付きそんな自分を手放すことが必要です。
相手への配慮や謙遜することは良いことです。
しかし、それが自分自身を苦しくしているならせっかくの気遣いが台無しです。
自己主張しながら、より良い人間関係を築けたらウィンウィンでストレスとはお別れです。恐れずに「自分を守っていた壁」を壊して、本来の自分をさらけ出してみませんか?
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